ドライオーガズムとは?魅力をプロが解説!

”男性のドライオーガズム”はとても魅力的でありながらあまり知られていない単語であり、事象でしょう。
私たちが運営する『OtoLABO~五反田の前立腺マッサージ・ドライオーガズム専門店~』は、風俗店になりますが、当店では性癖やフェティッシュを一切取り除き、男性の前立腺マッサージによるドライオーガズムの体得に特化した施術(=セッション)を行ってきました。それは個人差にとらわれない純粋な身体的な感覚を元にした、独自のメソッドと言えます。
累計1万人以上の顧客データを元に、多くの実践経験を持つ我々がドライオーガズムにたどり着くまでのコツ(ロードマップ)をどこよりも詳しくお伝えします。
目次

1,ドライオーガズムとは
1-1.ドライオーガズム概要
ドライオーガズムとは、一言でいえば男性における”射精を伴わないオーガズム”(性的快楽の絶頂)を意味します。反対に、男性の最も身近で一番多く経験する”射精を伴うオーガズム”は、ウェットオーガズムと呼ばれます。
このように、ドライオーガズムとウェットオーガズムの主な違いは、射精の有無になります。
ドライオーガズムを引き起こすトリガーは、前立腺、亀頭、乳首などいくつかありますが、中でも前立腺マッサージによるドライオーガズムはその代表格です。前立腺そのものや前立腺の近くに位置する精嚢、もしくはお尻への挿入自体といった部位を刺激することによって快感を得られ、開発が進むと射精を伴わずに性的快楽の絶頂を迎えられるようになります。
ただし、ドライオーガズムを体得するためには個人の体験や練習が必要です。自身の身体を知り、適切な刺激や方法を見つけることが重要です。さまざまな方法やアプローチを試し、快感を得られるよう開発を追求することで、ドライオーガズムの世界に近づくことができるでしょう。

1-2.ドライオーガズムのメカニズム
前立腺刺激によるドライオーガズムのメカニズムについては、まだ完全に解明されていない部分もありますが、以下に一般的に知られている解釈を基にした解説を行っていきます。
前立腺は直腸と恥骨の間にあり、”栗の実大のサイズ”で例えられ、膀胱の出口で尿道を取り囲んでいます。男性の生殖機能をサポートする働きがある、男性にしかない臓器です。
排尿にも関連している臓器であるため、前立腺肥大症などの異常がある場合、尿もれや頻尿といった症状が出ることもあります。
まだ解明されていないことが多くありますが、精子を保護し運動を活発化する前立腺液を分泌したり、射精時に収縮し精液の射出を補助をしてくれることがわかっています。
また、平滑(へいかつ)筋と呼ばれる筋肉で構成されており、緊張を保つことや収縮によって内臓や血管の働きを維持している筋肉で、人の意志で動かすことはできません。
ただし前立腺自体は骨盤底筋群の中にあるため、骨盤底筋群(いわゆるPC筋やBC筋)といった体幹のインナーマッスルを動かすことで、間接的に前立腺の位置を動かす、といったことが可能です。

*骨盤底筋群:骨盤の底部にハンモックのような状態で位置し,膀胱および腸などの内部臓器を支える役割を果たす骨格筋群で,随意筋と不随意筋が存在する。
このように、前立腺は直接動かすことができず、また体の内側に存在しているため、直接触れることができません。そのため、前立腺を刺激するには間接的な方法を取ることになります。
ポピュラーなものは肛門から直腸を通じて行う刺激です。
- 指を挿入して刺激する
- 前立腺マッサージ器具を挿入する
といった方法があります。
マニアックな方法としては、
- 体外から会陰を押すことで前立腺への刺激を行う
- 尿道からカテーテルを挿し、前立腺へ到達させて刺激する(※非常に危険が伴うためおススメしません)
などもありますが、本稿ではあくまでポピュラーな方法を軸に解説を進めます。
指や前立腺マッサージ器具の挿入に併せて、前立腺の周りに存在するPC筋、尿道括約筋、肛門括約筋を意識的に動かすことで感度が大きく変わってきます。
こうした筋肉を動かすことで、本来は射精が起こるときに収縮する前立腺の挙動を擬似的に発生させることで、脳があたかも射精したと錯覚させている状態を作る、と言えます。

1-3.ドライオーガズムの感じ方
前立腺刺激によるドライオーガズムと、射精によるウェットオーガズムとでは、感じ方に大きな違いが4点あります。
<オーガズムの特徴>
ペニスの刺激によるウェットオーガズムは、外から刺激を加えることで快感がポンプのようにたまり、射精(エネルギーの放出)という形で現れます。一方、ドライオーガズムでは、体の内側にある前立腺の刺激により、前立腺の痙攣という形で現れ、体の内側から気持ちよくなる特徴があります。またドーパミンやオキシトシンなどの神経伝達物質が放出されることで多幸感を伴うこともあります。
<オーガズムの回数>
男性は一度射精すると、一時的に性欲の減退が起こり、オーガズムの回数は少ない。
一方、ドライオーガズムでは射精を必要としないため、オーガズムが一度で終わることがなく、複数回オーガズムを迎えることができます(開発具合などで個人差あり)。
<オーガズムを体感する時間>
ウェットオーガズムは瞬間的なオーガズムですが、対するドライオーガズムは、ある程度長い時間に渡り、継続して発生します。
ドライオーガズム | ウェットオーガズム | |
---|---|---|
射精の有無 | なし | あり |
刺激する部位 | 前立腺・亀頭・乳首・会陰・脳・その他開発された体の部位 | ペニス |
開発の難度 | 高い | 低め |
オーガズムの特徴 | 前立腺(体の内側)から快感を得られる | ペニスを中心に快感を得られる |
オーガズムの回数 | 複数回が可能 | 少ない |
オーガズムを体感する時間 | 長い | 短い |
<個人差によるオーガズムの捉え方>
一言にドライオーガズムといっても感じ方には個人差があるほか、マインドを重視したような表現として、
- 男性型ドライオーガズム
- 女性型ドライオーガズム
- 脳イキ
- メスイキ
といった表現もあります。
定義や分類に拘る必要はありません。あまり頭でっかちになりすぎると、前立腺開発の妨げになってしまうこともあります。自分が感じ得た快楽や感じ方をありのまま受け止めて、自分にとってのオーガズムを認識していきましょう。

1-4.ドライオーガズムの魅力と深化について
我々のOtoLABOでは「男性の性を、解き放つ」というミッションを掲げており、個々の固定概念に縛られないよう促し、ドライオーガズムの魅力を広げていきたいと考えています。
ドライオーガズムの魅力は、それまで知ることがなかった、『自分自身の未知なる体験と発見』です。またその体験は、さらに追求していくことで、その先の世界が広がっていきます。
きっかけは人によってそれぞれだと思いますが、ドライオーガズムという言葉を知り、まだ味わったことのないその感覚を知りたい、という気持ちが出発点の方は多いでしょう。
そしてドライオーガズムを認知できるようになったあとでも、そのオーガズムは深化していきます。
最初に自転車に乗れるようになった時は一つのゴールかもしれませんが、そのあとの努力でより自由に自転車を操れるようになるように、自転車に限らずですが、多くのことで習熟していくという過程がございます。
ドライオーガズムを体験した瞬間がゴールではなく、そこをスタートにして、その感覚を楽しんで頂きたいと私たちは考えております。開発の過程ではご自身の体や思考と向き合う時間も増えてくるでしょう。その過程の中で、より気づきを得て、楽しみながら自身の身体と向き合ってほしいと願っております。

2,体得が難しいドライオーガズムの世界
2-1.『ドライ難民』とは!?
ドライオーガズムを体験しようとしているものの、ドライオーガズム未体験のまま長く留まってしまっている方を指して、『ドライ難民』と表現することがあります。
6年間で10,000件以上のセッションの機会を頂いた当店でも、世の中にドライ難民が数多くいること実感しております。なぜ留まってしまうのか? それには以下の3つの理由があると考えております。
- 間違った情報を元にセルフでやっている方:ネット上の情報を拾って、自己流でやっている方は、その方法が間違っていることがあります。
- 他者からの押しつけにより、感覚を認識できずにいる方:風俗店で開発をお願いしている方のうち、お店選びと自身で求めるものに違いがあると陥ります。
- 取り組みが弱い:開発には時間がかかります。「1年に1回、前立腺マッサージを行っています」という方と、「毎週1回は行っています」という方を比べたとき、どちらが先にドライ難民を脱しそうでしょうか。
長らく『ドライ難民』でいる方にとっては、何かきっかけが必要かもしれません。意識を変えるか、やり方を変えるかなどです。
あるいは、本当はかすかな快楽を得ているはずなのに、それに気づいていないだけかもしれません。
情報過多による思い込みや過剰な期待を持たず、まず現実や自分に向き合いましょう。

2-2.ドライオーガズムへ導く2つのアプローチ
前立腺開発をその道のプロに委ねようとした場合、従来はSMやM性感といったジャンルのお店を利用するしかありませんでした。それらのお店では、性癖を満たしながら、あるいは様々なアナルプレイの一環で前立腺マッサージが行われます。男性が自身のM性を持っていれば適合度が高いですが、対応する女性の技術にも依るところもあります。
一方、男性自身の身体と脳に主体を置き、筋肉の使い方や呼吸、感覚を研ぎ澄ますことで身体的な感度を上げ、その末にドライオーガズムの体得を目指す方法があります。いわば「身体的アプローチ」とも呼ぶべきこの方法は、前立腺マッサージを行う施術者の技量や経験といった外部要因に依存せず、自身の肉体と感度のコントロールを以てドライオーガズムを体験することを目指しています。再現性のあるドライオーガズムを体験できるような身体を獲得する、と言い換えることもできます。
<身体的アプローチのメリット>
ドライオーガズムの専門店を作りたいという代表の想いから「2019年7月17日」にOtoLABOが誕生しました。そしてお客様にご利用いただく中で、ドライオーガズム体験の誘発に外部環境が依存している割合がとても多いことに気づきました。
その後、「いかにしてドライオーガズム体験の再現性を高くしていくか?」という課題を、研究員の「伊藤あかり」が試行錯誤し続けてきました。そこで導かれた結論は、”技術のある他者に触られることで誰でもドライオーガズムに到達できる”という事実は存在せず、男性側の自発的な取り組みも併せて必要である、ということでした。
そこで導き出されたメソッドが「身体的なアプローチ」をベースにしたドライオーガズム開発です。ここでは、誰の指で行われる前立腺マッサージであっても、気持ちよくなれる身体を目指します。
「この人だからドライオーガズムできる」では、性癖や性的嗜好がブーストされている状態であり、再現性が保てません。その人の優しさや見た目が興奮する要因となったり、
甘やかされたりMっ気を刺激されるような言葉責めや接客がないと興奮できなくなっていませんか?
こういったセクシャルな要素をなるべく排除した環境でオーガズムを得ることが出来てしまえば、「体得」は果たされ、その後の可能性は無限大です。自分の好みのシチュエーションや女の子に前立腺を触られたら、より強い快楽や快感を得られるでしょう。
そのため、OtoLABOでは、身体を軸に据えた前立腺マッサージを行っていくことが重要だと考えているのです。
2-3.自分に合った開発をしてくれるお店の選び方
前立腺開発は、独学で進めることも可能です。ただし独学で行う場合には注意が必要です。ネットの情報を拾ってつまみ食いするようなことがほとんどだと思いますし、開発にとってよくない癖がついてしまうケースが少なくないからです。
そこで、みなさんにはプロに開発してもらうことをお勧めします。
ここでいうプロとは、お金をもらって沢山の男性を接客している方を指します。そうしたプロの方々に開発してもらうためには、お店を利用することになります。
ですが、お店選びや担当の女性選びについては複数の選択肢があります。どんな選択肢があるのか。ここではあなたに合ったお店や女性の探し方について説明していきます。
<あなたに合ったお店選び>
前章で説明した通り、開発にも2つのアプローチがあります。
【マゾ性癖の方】
マゾ性癖の方は性癖とフィットした開発=「脳的アプローチ」が最も近道であると思います。
その場合でも、お店選び、女性選びはしっかり調べて行いましょう。お店でいうと、やはりM性感というジャンルの、中でも開発を強みにしたお店をお勧めします。
さらに、同じお店に在籍している方々でもキャリアはまちまちなので、お店よりも女性自身フォーカスする必要があります。お店の中でしっかりした研修システムを備えている店舗はほとんどなく、女性自身が自発的に学び実践して身に着けている場合が多いことも一因です。
逆に、お店は有名でなくてもしっかりした実力を備えている女性もおります。そういう方を探すには風俗店のポータルサイトなどでは情報が多すぎて探せないため、ピンポイントに個人を探すとよいでしょう。この場合、やはりXなどの検索で個人にフォーカスしたほうが見つけやすいです。
どんな女性にお願いすればいいのか? それはとても大切です。
お客様を巻き込むタイプの開発者はおすすめしません。その人なりの成功経験を軸に「お客様をこういう開発の仕方や前立腺マッサージでドライに導いてきた。これでドライを得られないのは、あなたの努力が足りない」という考えの人を指します。こういう考えを持った方は多いです。
本来であれば、相手がどう感じるか、どのような感覚なのか、と開発される側の状況を重視すべきです。オーガズムっぽい反応を無理やり引き出すのは簡単です。激しく強い刺激で前立腺を触ればよいのです。そこから導き出されるのはどんな感覚なのか?
- わけがわからない状態になった(→痛みに耐えるのに必死だった為)
- 激しい感覚を覚えた。(→強い刺激しか感じ取れない状態の為)
- 腰がのけ反るような反応があった(→痛みを回避するために取った防御行動)
これらは、激しく前立腺を刺激することで引き出された、反射に近い反応の一例です。
また、羞恥責めや焦らし、催眠誘導といった視覚や聴覚も併せることで、「はい、これがドライオーガズムですよ!」、と説明してしまえば、正しい知識や感覚を持ってない人を思い込ませることも簡単です。
<前立腺マッサージ開発の理想のあなたに合ったお店選び>
あくまでもクライアントファースト、顧客の感覚主義的な考えを持っている方をお勧めします。そんな方は開発の仕事への客観性を高く、謙虚に腕を磨いているでしょう。
【一般性癖の方】
一般性癖といわれても中々イメージが付かないとは思いますが、SやMの割合が一般の範疇というくらいのイメージで使っています。こういう方はM性感のお店などでの開発がうまくいっていない場合が多くあります。ドライ難民の章でも説明しましたが、そういった方がOtoLABOの主要顧客です。
こういった方には、「身体的アプローチ」が向いています。筋肉の使い方や呼吸、感覚を研ぎ澄ますことで、身体的な感度の上げ、オーガズムのコントールの末にドライオーガズム体験を目指すものです。お店としてはOtoLABOのような純粋な体の開発に軸を置いているお店が向いています。
また女性についても、個人個人の身体に向き合い、具体的な助言をしてくれる、トレーナーのようなスタイルの開発者と出会えると良いでしょう。最初から劇的な快楽を覚えることはほとんどない、と現実を最初に説明してくれる人は非常に貴重です。

3,ドライオーガズムの手順
3-1.前立腺開発とドライオーガズム開発は別で考えるべき(OtoLABOのオリジナルメソッド)
OtoLABOでは、コースを2種類に分けています。「前立腺マッサージコース」と「ドライオーガズム体得コース」です。
コースが2つに分かれているのは確かなのですが、どちらのコースでも、前立腺マッサージを軸にしたセッションが行われるのは変わりありません。
ではどこが違うのか?
それは、お客様の目標(来店の目的)とキャストが提供できるセッション内容の違いです。
<前立腺マッサージコースとドライオーガズム体得コースの違い>
コース名 | 主な対象者 | お客様の目標(目的) | セッション内容 |
前立腺マッサージコース | ・前立腺マッサージ未経験者や前立腺マッサージで快感を得られていない方 ・前立腺マッサージとその他の性感帯を同時に刺激されることで、未知なる快感を得たい方 | ・指の挿入による違和感の排除 ・前立腺が性感帯であることを認識する ・偶発的なドライオーガズム | ・キャストがお客様へ前立腺マッサージを行う ・キャストがお客様へ前立腺以外の性感帯にも触れながら前立腺マッサージを行う |
ドライオーガズム体得コース | ・前立腺マッサージでの快感は得られているが、ドライオーガズムを体験したとこがない方 ・ドライオーガズムの経験はあるが、再現性が低い方 | ・能動的なドライオーガズム ・再現性のあるドライオーガズム | ・キャストがお客様のドライできない(しにくい)原因を深堀りし、お客様の同調や協力を得ながら、前立腺マッサージを行う。同時に、前立腺以外の性感帯にも触れながら再現性の高いドライオーガズムを目指す |
あまり明確に分ける必要はないですし、決まりはないのですが、お客様が何を求めて来店するか、ここは意識いただいたほうがミスマッチが少ないです。
どちらのコースを選ぶべきかわからない方は、下記でご判断ください。
<前立腺マッサージコースからお試しいただきたい方>
- 人の指がお尻に入ったことがない
- アナルプレイは試したことがあるが、ピンポイントの前立腺マッサージは未体験である
- 自分で試そうとしたが、怖くて断念した
- 自分で試そうとしたが、痛くて断念した
- 試したことはあるがよくわからないので、プロの技を体験してみたい
- ドライオーガズムというものをネットで知り、居ても立っても居られない
- ドライオーガズムが目的ではないが、一定時間前立腺マッサージを味わいたい
- 前立腺が気持ちの良い性感帯であることを意識できている
<ドライオーガズム体得コースを選んでいただきたい方>
- 前立腺が気持ちの良い性感帯であると心からそう思う
- 気持ちはいいが、あともう一歩突き抜けない気がする
- ライオーガズムを感じたことはあるが、それはたまたまだった気がする
- より簡単にドライオーガズムを得られるよう、身体の動かしかたを知りたい
- 自分にどんな努力が足りないのかを知りたい
- 過去の前立腺マッサージで施術者から「あなたはドライできています」と宣言されたが、どうも腑に落ちない
これらはひとつの目安です。仮に「自分に合っていないな」と思いながら違うコースを選んだ場合でも、一定の気付きはあるはずです。
あまり深刻に考えず、それぞれの目標(目的)に対して当店をご利用いただけると幸いです。

3-2.事前準備
OtoLABOではドライオーガズムを体得すべき事前準備として、心の準備と身体の準備を整えておくことをお勧めしています。特別な作業は必要ありません。
<食事について>
当日の食事ですが、可能であればお腹が減っている状態が理想です。食事した直後、飲酒をしてしまった後に開発をしてもらうという場合、人間の身体は消化やアルコールの分解にエネルギーを消費します。なるべく消化→吸収→排泄というサイクルにエネルギーを割いてない、胃にも腸にも負担がない状態だと望ましいです。
また、男性は空腹時、女性は満腹時に性欲が高まると言われています。これは、性欲をつかさどる第二性欲中枢という脳の器官が、男女でそれぞれ違う場所にあるためためであり、男性は、第二性欲中枢が、食欲を促す神経細胞の近くにあるため、空腹のときに欲情しやすいようです。余談ですが、女性の第二性欲中枢は、満腹中枢の近くにあります。
必ずしも性欲が高まっていないといけないわけではないですが、適度に興奮できる状態はオーガズムを得やすい状態であるため、望ましいという考えになります。
<睡眠について>
前日しっかり睡眠を取っていることが望ましいです。よいオーガズムを得るために適度なリラックスが必要となります。
交感神経と副交感神経は24時間365日働いており、人間が活動しているうちは交感神経が優位、睡眠やなどリラックス時には副交換神経が優位となります。
交感神経・副交感神経の2つはどちらがいいという訳ではなく、両方がオン・オフになり、状況に応じてバランスよく切り替わる状態が理想的であり、ドライを初めとしたオーガズムを得る場合はこのバランスが非常に重要となります。
お店などで初めての前立腺開発に緊張している状態、つまり交感神経が優位になりすぎている状態を落ち着かせるためにOtoLABOでは、肉体的精神的にリラックスした状態を作る目的で、入浴やマッサージを行います。
睡眠がよく取れていない状態だと、副交感神経優位になりすぎて、そのまま眠ってしまうことに繋がります。睡眠不足は避けた方が望ましいです。
<運動について>
運動習慣がない方やデスクワークを中心としたお仕事をされている方は、下半身への血流の動きが非常に芳しくないことが多いです。
そうした状態は感度の低下や鈍さに繋がります。せめて下半身の運動を事前に行なっておくと良いです。スクワットや爪先立ち運動(踵を上げ下げする)ウォーキング、といった下半身への血流を少しでも良くする行動を取ることが望ましいです。OtoLABOセッション内で入浴やマッサージを行い、下半身を温めて血流を良くする取り組みはあるのですが、事前にご自身で行なっておくと、さらに好ましいです。
<心の準備>
気持ちよさを目指した体験であることを意識し、マイナスな思考が生まれないよう心がけてください。緊張が伴うのは仕方ないですが、リラックスして臨んでいただくことで、受け入れ体勢が整います。
<補足>
お尻の洗浄は、必須とは考えていません。ただし食事の項目で触れましたが、事前に排泄を行えている状態が望ましいです。

3-3.前立腺で快を覚える(前立腺開発)ためにすること
人の手によって前立腺マッサージが行われる場合には、肛門から指が挿入されるという過程が避けられません。指が挿入されていることに対して違和感を覚えている段階では、よい前立腺マッサージは行われないでしょう。
ただの事実としてお尻に指が入っている、それが当たり前の状態にしていくのがファーストステップです。
- 「心理的こわばり」と「身体的なこわばり」をほぐしていきます。
- 心理的こわばり:「お尻に指が入れられてて恥ずかしい」「汚そう」「ちょっと変態的な行為なのではないか」といったネガティブな思考を取り払います。
- 身体的こわばり:事前に肛門周辺のほぐれ具合を確かめ、こわばっていたらしっかりほぐします。
- ラテックスグローブやニトリルグローブをはめた手の指先にローションやワセリンをたっぷりと乗せ、肛門周りへ塗っていきます。この動作では、ローションを塗り広げると同時に、肛門周りを柔らかくするための動作になります。
- すぐに挿入されないもどかしさが得られたらよい兆候です。そうした気持ちが生まれているということは、指の挿入を望んでいるという、心の変化が生まれていることの証だからです。
- 挿入後、施術者はすぐには刺激したり圧をかけたりせず、指が馴染むまで動かしません。
- 指を動かし始めていきます。複数のマッサージパターンを試していき、その指の感覚を感知してもらうような、繊細な前立腺マッサージが行われます。
- 前立腺マッサージを行いながら、別の性感帯による刺激を加えていきます。これは、対象2か所をマッサージすることで、複合的な刺激や快感が発生させることを期待するものです。あえて快楽をミックスした状況を作っています。
このような取り組みを複数回くり返し経験していくことで、自身の快楽への再現性が早くなり、自分の身体の感度が上がっていき、快楽の違いや好みが明確になっていきます。

3-4.ドライオーガズムを体得する(ドライオーガズム開発)ためにすること
健康的な生活を目指しましょう。
自分自身の身体と心に向き合うということは自分の健康状態にも目を向ける必要があります。食事・睡眠・運動といった日々の生活習慣を整えていくことを推奨しています。
栄養のあるものをしっかり取ってよく眠り、適度に運動する日々を送ることが重要となります。
これをしなければならない、という定義はありませんが、暴飲暴食、寝不足、運動不足、ストレス過多、喫煙、いわゆる不健康になりそうな生活習慣を見直すことで、体の感覚が徐々に研ぎ澄まされていくことに気づく事ができるはずです。
そういった生活を行うことで、ドライオーガズムという未知の快楽に気付きやすくなる身体の下地が整うことになります。
その身体で感じ取った快楽をさらに大きくできるよう、自分の身体の感覚を養っていきましょう。
「どんな快感が味わえるのか?」、「自分の身体はどう変わっていくのか?」、探究心や好奇心は大いに結構です。前立腺開発によって得られるドライオーガズムを経て、自分の世界や視野が広がるはずです。
4,ドライオーガズムへ向き合う人の体験談
ドライオーガズム未経験者を対象にOtoLABOの精鋭研究員がセッションを行い、その様子を対話形式でお伝えする、それが『みんなの体験談』です。
被験者全員、ドライオーガズムの未経験者たちの体験談です。1回体験をしてもらって終わり、ということはなく、複数回のセッションを重ねていくことで開発が進んでいる様子も見て取れるはずです。
個々の違いはあれど、ドライオーガズムを目指す方にとっては、その手掛かりになる情報がたくさん詰まっています。何しろ体験した本人のリアルな体験ですから、説得力がないはずがありません。
ぜひご一読ください。

5,ドライオーガズムのその先へ
ドライオーガズムは都市伝説などではなく、誰もが体験できる、実際に起こりうる現象です。
一般的な開発過程では、回を増すごとに高みへ向かい、ついにドライオーガズムまで到達する、というものですが、この開発の進みやすさには個人差があります。
ある人は10年以上自己開発を続けているのに未体験のままだったり、またある人は1回のトライによってドライオーガズムを体験できたりも。
”これをしなければドライオーガズムは体験できない”、という決まった形はありません。ただし逆に言えば、”ずっとそのままでも、いつまで経ってもドライオーガズムを体験できない”、ということはあるかもしれません。多くの方にとって、OtoLABOが掲げる「身体的アプローチ」による前立腺開発はドライオーガズムの近道になるでしょう。
「ドライオーガズムを体験したい!」という思いは、未体験者にとって目標になります。それでは、ドライオーガズムを体験した方は、そのあとはどうするでしょうか? 一度体験したら、それで気が済んで興味を失ってしまうでしょうか? そんな人もいるかもしれませんが、多くの人は、『気持ちが向いたらまた体験したい』、あるいは『もっとすごい領域があるのではないか?』という気持ちになるはずです。
ドライオーガズムを体験することの、その先にあるものは何でしょうか?
――『”誰もが目指すべき唯一のゴール”は存在しません』
ドライオーガズムとの向き合い方は人それぞれ。ドライオーガズム開発やドライオーガズム体験がご自身の体と向き合うきっかけとなり、その後充実した生活を送っていただけたら幸いです。
